場面緘黙症って知ってる?学校に1人はいるんだって。
どうも、元緘黙児のしっぽです。
緘黙と書いて「かんもく 」と読みます。
まず場面緘黙症というのは子供に多く、200人〜500人に1人の割合で存在するらしいです。
言語能力があるにもかかわらず緊張や不安で言葉を話すことができない症状のことをいいます。
家族のみや一部友人に話が出来るのが「場面緘黙」、
と言います。
人見知りと違う点は、人見知りだと知らない人でも慣れると話し出すことができるけど、
場面緘黙の場合はたとえ人に慣れたとしても話すことができないのです。
そしてその症状は数ヶ月から数年続きます。
と、ここまではよく緘黙症を紹介してるホームページでよく見る説明です。
が、私自身緘黙児であったことを知ったのはつい半月前ぐらいなんですよね。
恥ずかしながら緘黙という言葉も初めて知りました。
私の場合は家族の中でも父にだけ緘黙が出ていました。友人は1人には小声で話せました。
しかしおそらく両親は私が友達との遊びや授業で話すことができない子であるとは気づいていなかったと思います。
家ではふつうに話してましたからね。父の前以外では。
こう書くと父に対してトラウマがあるんじゃないかと思われそうですが、特に思い当たりません。
保育所、小学校、中学校まではそんな感じで、
高校ぐらいから話をしてくれる友達が増えていく感じでした。
大学ではむしろ喋り過ぎなくらい友達とワイワイおしゃべりしていました。
心の病気とは思ってなかったので、「もはや完全に自分のマイナスの性格を克服した。」と、考えていました。
しかし、相変わらず先生方に対しては絶賛緘黙中。
仲良くなった先生なんていません。
むしろ先生にしてみたら友達とうるさいくらい喋るのに、自分とは何も話さず何考えてるか分からん生徒だったはずで、相当キモかったと思います。
なによりずっと私は自分自身のことをなぜ話せないのか説明出来なかったので、
どんな子だった?という問いにずっと、
「かなり内気で大人しい子だった。」
と俯瞰で見たような説明しかできなかったのがかなり悔しかったのを覚えています。
何にも治療もせず、誰にも相談できず、自力で話すスキルを身につけたため、
どこかいびつで、今でも喉にロックがかかるように話せなくなることがある。
でもすでに子供でないし、話すスキルは身につけているので緘黙症でもない。
でも、いまだ話せない時もある。
今回はそんな症状に悩む、ほとんど愚痴のようでもありますが自己紹介も兼ねて、
皆さんに場面緘黙症をぜひ知ってもらいたかったため記事にさせていただきました。
ホント、この症状まさしく私のこと言ってる!て、衝撃が走りましたから。